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トウヒ

針葉樹の花
 針葉樹のような裸子植物の花には被子植物のように花弁や蕊はない。便宜的に雄花及び雌花と呼んでいるという。トウヒ属Picea ではときに鮮やかな赤紫色の雌花を見かけることがある。撮影した個体の雌花はまだ未熟な状態で,成熟すると立ち上がり,さらに球果になると下向きになる。
touhi.jpgtouhi2.jpg
トウヒ(マツ科)Picea jezoensis var. hondoensis 唐檜
 本州(関東地方,中部地方,紀伊半島)に分布,亜高山帯に生える常緑針葉高木。エゾマツの変種。円錐形の樹幹で,高さ25m,直径60㎝ほどになる。樹皮は暗赤褐色。
 葉はエゾマツより短く長さ7-15㎜。横断面は扁平で,表面に白色の気孔帯が2本ある。葉の基部の葉枕は横向きに曲がる。(エゾマツの葉枕はほぼ直角に立ち上がる。)
 花期は6月。雌雄同株。雄花も雌花も前年枝の先端につく。(2023.6.18)


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