フクロシダ [シダの仲間]
フクロシダ(イワデンダ科)Protowoodsia manchuriensis 嚢羊歯(袋羊歯)
北海道・本州・四国(香川県を除く)・九州(本土の中部)に分布,山地の温帯的な場所の林下~林縁,路傍などの岩上に垂れ下がって着生する夏緑性のシダで暖地には少ない。
根茎は短く,直立して塊状になり,葉を叢生する。根茎や葉柄基部の鱗片は膜質の披針形で,通常は淡褐色である。
葉柄は赤褐色で光沢がある。葉身は2回羽状深裂の狭い披針形,鋭先頭で下部は徐々に狭まる。中軸上部は赤褐色を帯び,微毛と鱗片が疎らにある。羽片は無柄の長楕円状披針形,裂片は長楕円形,鈍頭で鈍鋸歯縁。葉質は淡緑色の薄い革質で,裏面は白みを帯びる。胞子嚢群はやや大型で裂片の縁よりに1列に並んで着き,包膜は淡褐色で膜質の嚢状で,胞子嚢群を下方から包み込み,上方の開口部は浅裂する。
染色体数はn=33,2n=66で2倍体で有性生殖。(2023.6.15)
北海道・本州・四国(香川県を除く)・九州(本土の中部)に分布,山地の温帯的な場所の林下~林縁,路傍などの岩上に垂れ下がって着生する夏緑性のシダで暖地には少ない。
根茎は短く,直立して塊状になり,葉を叢生する。根茎や葉柄基部の鱗片は膜質の披針形で,通常は淡褐色である。
葉柄は赤褐色で光沢がある。葉身は2回羽状深裂の狭い披針形,鋭先頭で下部は徐々に狭まる。中軸上部は赤褐色を帯び,微毛と鱗片が疎らにある。羽片は無柄の長楕円状披針形,裂片は長楕円形,鈍頭で鈍鋸歯縁。葉質は淡緑色の薄い革質で,裏面は白みを帯びる。胞子嚢群はやや大型で裂片の縁よりに1列に並んで着き,包膜は淡褐色で膜質の嚢状で,胞子嚢群を下方から包み込み,上方の開口部は浅裂する。
染色体数はn=33,2n=66で2倍体で有性生殖。(2023.6.15)
2023-06-18 06:00
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