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ホシザキイナモリソウ

イナモリソウの一品種
 牧野富太郎博士が高尾山で発見したことで知られる。初産地からそう遠くない静かな里山で遭遇した。高尾山は人が多く,私のような田舎者には苦手な場所である。品種名 f. angustiloba を読み解くと angusti- =狭い,lobatus =浅裂した,となる。図鑑未掲載のため,種の詳細はイナモリソウを参考にした。
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ホシザキイナモリソウ(アカネ科)Pseudopyxis depressa f. angustiloba 星咲稲森草
 山地に生える高さ3-5㎝の多年草。横に這う根茎から地上茎を直立させる。葉は対生,卵形で長さ3-6㎝,幅2-4㎝,上部の葉が接近するため4輪生のように見える。葉の両面には短い軟毛が疎らに生える。
 花期は5-6月。葉腋から単生もしくは1-2個着く。淡紅紫色の花冠は5-7裂し,各裂片の幅は狭く,縁が内側に折れるため,より狭く見えて星形となる。花冠の内側には短毛が生え,雄蕊は5個,花糸は短い。果実は蒴果。
 牧野富太郎博士により高尾山で発見され,1926年に発表された。(2023.6.5)


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