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オニヒョウタンボク

目立たない花
 沢沿いの遊歩道から車に戻る時に気づいた。高さ3mほどの低木に咲く花を何度も手持ちで写した。見上げた位置で葉裏に咲く花は,ほとんどが風の影響でぶれた写真ばかり。横位置から写せる花を探したが,残念ながら見当たらなかった。環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。
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オニヒョウタンボク(スイカズラ科)Lonicera vidalii 鬼瓢箪木
 本州(岩手県,福島県,群馬県,長野県,岡山県,広島県,島根県隠岐島)に分布,深山に生える落葉小高木。よく分枝して茂り,高さ3-5m。樹皮は灰褐色で縦に裂け,剝がれ落ちる。枝は中実,茶褐色で微細な腺点がある。葉は対生,葉身は長さ3-9㎝,幅2-5㎝の卵形~長楕円形,先は短く尖り,基部は円形または広い楔形。葉は全縁で,表面にはややかたい毛がある。裏面には微細な腺点があり,脈状に開出毛が多い。葉柄の長さ1-1.5㎝,腺毛がある。
 花期は5-6月。若い枝の下部の葉腋から長さ1-2㎝の花柄を伸ばし,花を2個ずつ着ける。花ははじめはほぼ白色,のちに淡黄色を帯びる。花冠は唇形で長さ1.3-1.4㎝,上唇は7-10㎜で先は4裂,下唇は広線形。果実は液果,径7-11㎜の球形で2個が合着,7-8月に赤く熟す。(2023.5.11)



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