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ツルカメバソウ

亀甲状の葉をもつ2種(その2)
 前回のタチカメバソウに似ているが,斜上する茎,1個の花序,花後の葉腋から走出枝を出すこと,などで異なる。また,本種の分布は比較的狭く稀産種のため,環境省カテゴリは絶滅危惧ⅠB類(EN),埼玉県カテゴリは絶滅危惧ⅠA類(CR)に指定されている。
tsurukamebasou.jpgtsurukamebasou2.jpg
ツルカメバソウ(ムラサキ科)Trigonotis iinumae 蔓亀葉草
 本州(中部地方以北)に分布,山地に生えるやや稀な多年草。茎は高さ7-20㎝。花茎は倒れ,上部の葉腋から長い走出枝を伸ばす。
 葉は亀甲状,葉身は卵形で長さ3-5㎝,幅1.5-2.5㎝,鋭頭,基部はやや心形または円形,下部の葉には長い柄がある。

 花期は5-6月。花序は1個,疎らに7-10の花を着け,小花柄は長さ1-1.5㎝。花は淡青色で径約1㎝,筒部は長さ約2㎜。雄蕊は花筒の中央よりも上に着いている。(2023.5.11)



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