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チチッパベンケイ

ムラサキベンケイソウ属(その2)
 チチブベンケイ(ショウドシマベンケイ)に花期を合わせたので,本種の花に出会えるとは思っていなかった。主要地方道を走行中,花を着けたベンケイソウを道路沿いの崖に発見,民家の入口に位置することから住人の方に許可を得て撮影した。標高があまり高くないことが幸いし,ベストの状態を撮影することができた。手の届く位置に自生しているので葉の裏もじっくり観察することができた。予期せぬ幸運に感謝
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チチッパベンケイ(ベンケイソウ科)Hylotelephium sordidum 乳葉弁慶 別名 チチッパベンケイソウ
 本州中北部に分布,山地の岩上,まれに樹上または屋根上などに生える多年草。根茎がある。花茎は長さ10-25㎝,葉とともに汚赤紫色を帯び,斜上する。
 葉は互生(まれに対生),ふつう汚赤紫色を帯び,卵形~広卵形~卵円形で,長さ2.5-4.5㎝,幅1.5-3㎝,鈍頭,基部は漸尖形で柄状,縁は波状または疎らに低い鈍鋸歯がある。

 花期は9-10月。花序は散房状で,球形。萼片は3角状卵形,長さ約1㎜。花弁は淡黄緑色,広楕円形で,長さ約3.5㎜,鋭頭。裂開直前の葯は橙赤色。蜜腺は線形,長さ0.7㎜位。雌蕊長さ約3㎜,子房の基部は急に細まり柄状となる。花柱は長さ約1㎜。染色体数は2n=24。(2022.10.13)


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