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キバナノマツバニンジン

聞き慣れない科名
 亜麻仁油は知っていても,原料となるアマ(亜麻)は見たことがない。アマ科という科名にも馴染みがない。それもそのはず日本に自生するものはマツバニンジン1種のみ,凡人の私が思いつくのは「亜麻色の髪の乙女」程度である。
kibananomatsubaninjin.jpg
キバナノマツバニンジン(アマ科)Linum medium 黄花松葉人参
 北アメリカ原産の帰化植物。世界の温帯に帰化している1年草。
 全体無毛。茎は細く,直立して高さ約80㎝になり,上部で分枝する。葉は長さ1㎝,幅3㎜ほどで鋭尖頭の線形,無柄,茎の下部では対生するが,通常は互生。やや粉白色を帯びる。

 花期は6-8月。分枝した枝先に径5-10㎜の黄花を数個まばらに着ける。5花弁は5-8㎜,小花柄は長さ10㎜以下。蒴果は径2-3㎜の球形。
 明治末期に千葉県で確認され,その後本州を中心に分布を広げた。北アメリカではこの仲間を多年草としている。(2022.8.19)


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