SSブログ

サワシロギク [キクの仲間]

湿地に生える野菊
 やや貧弱な植物でサギソウの自生地では関心が薄い。貧栄養で日当たりの良い酸性湿地で比較的よく見られるキク科シオン属Aster で,白色の舌状花は後に紅紫色を帯びる。和名は山間の谷津(谷戸)などに生えることに因る。
sawashirogiku.jpgsawashirogiku2.jpg
サワシロギク(キク科)Aster rugulosus 沢白菊
 本州~九州に分布,日当たりの良い酸生の湿地に生える多年草。地下茎は細く匍う。茎は痩せて直立し,高さ50-60㎝,無毛。葉は線状披針形,下部の葉は長柄があって柄とともに7-17㎝,幅1.5㎝,疎らに鋸歯があるか全縁,やや硬く,表面の脈は凹んで皺があり,縁に微硬毛があってざらつく。中部の葉は披針形,長さ7-10㎝,幅9-12㎜。
花期は8-10月。頭花は少なく,長柄があり,径27㎜,総苞は半球形で長さ4.5-5㎜,総苞片は3列,外片は短く広卵形か楕円形,長さ1-2㎜。円頭で縁に微毛がある。舌状花は1列,白色のちに紅紫色に帯びる。筒状花の花冠は長さ6-7.5㎜。 (2022.8.7)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。