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ハコネシダ [シダの仲間]

涼やかなシダ
 観葉植物として知られるアジアンタムと同じホウライシダ属Adiantum である。秩父地方では岩上や崖などで時折見かける。この個体はトンネルが続く県道脇で撮影した。
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ハコネシダ(イノモトソウ科)Adiantum monochlamys 箱根羊歯 別名 ハコネソウ
 伊豆諸島(大島)・本州(東北地方以南,淡路島)・四国(本土,小豆島)・九州(本土,対馬)に分布,山地林下のやや乾燥気味の岩上や崖から垂れ下がって生える常緑性のシダ。
 根茎は短く匍匐~斜上し,黒褐色の細い鱗片を密生する。葉柄は葉身よりも短くて紫褐色~赤褐色で光沢があり,基部だけに鱗片がある。葉身は3回羽状に裂けた3角形で,小葉は倒三角状卵形で基部は楔形で,上端部不規則な鋸歯縁になる。胞子嚢群は円形で,小葉の上端中央に1個ずつ着き,反転した偽包膜が胞子嚢群を前方から包み込む。
 染色体数はn=58,60の4倍体で有性生殖。ホウライシダ科として分類する考え方もある。 (2022.7.8)

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