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ムラサキニガナ [キクの仲間]

揺れる紫花
 草丈は1mを越える。それなのに花は小さい。全体の写真(写真下)では周囲の植物と混在して目立たない。クローズアップでこの花の魅力が出てくる。無風状態でも撮影者の動きだけで花が揺れてしまう。
※ 写真は上から順に上,中,下
murasakinigana2.jpgmurasakinigana3.jpgmurasakinigana.jpg
ムラサキニガナ(キク科)Paraprenanthes sororia 紫苦菜 別名 ケムラサキニガナ
 本州・四国・九州に分布,山林の縁に生える多年草。地下茎をもち,ときに匍匐枝を出す。茎は高さ70-180㎝,中空で無毛。根出葉は花時に枯れる。茎葉は下部のものは2.5-7㎝の葉柄をもち,頭大羽裂する。頭羽片は3角状で尖頭。上部の葉は小さく披針形。
 花期は6-8月。頭花は濃赤紫色,狭い円錐花序に多数着き,径1㎝,下向きに咲く。総苞は長さ1-1.2㎜。痩果は長さ3-3.5㎜。黒くて細肋があり,冠毛は白色。染色体数2n=18。
 頭花の柄に腺毛のあるものをケムラサキニガナとして区別することもあるが,これは個体変異に過ぎないので変種とする必要はない。ムラサキニガナの基準標本にも頭花の柄に腺毛がある。 (2022.7.5)


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