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オヘビイチゴ

小葉の数に注目
 キジムシロ属Potentilla の葉は3出掌状複葉のものが多く紛らわしい。白花のオランダイチゴ属Fragaria も3出掌状複葉で,葉だけではさらに見分けられないものが増える。生える環境からある程度絞ることができる。ヘビイチゴと同環境に生える本種は見かけることは少ない。
 黄色は微妙な濃淡などが表現できないことが多く,つぶれたように写ってしまう。この日は5小葉に注目して写すも,黄色の花弁には立体感が全く見られない。
ohebiichigo.jpgohebiichigo2.jpg
オヘビイチゴ(バラ科)Potentilla anemonifolia 雄蛇苺
 本州~九州に分布,原野や田畑のあぜ道などのやや湿った所に生える多年草。根は浅く,茎は倒れて地を匍い,上部は立ち上がり,少数の葉を互生し,分枝する。根出葉には長い柄がある。掌状複葉で,小葉は5個(茎の上部のものは3-1個),狭い長楕円形で鈍頭,長さ1.5-5㎝で,裏面には伏毛がある。花期は4-6月。花序はやや多数の花(5花弁)を着け,黄色の花の径は8㎜。萼片は卵形,副萼は幅が狭い。葯は卵形。花床の周りに短い毛がある。痩果は広卵形で少し縦皺がある。(2022.5.2)

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