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ミツバウツギ

花弁萼片ともに白色,満開でも半開き
 花の白さに惹かれて写そうとすると蕾と半開きの花ばかり。見頃を見計らって数日後に訪れると花が終わっていた。後に図鑑の記述「花弁は平開しない」に気づいた。写した花がちょうど見頃の時期となる。秩父地方の山林では随所に見られる低木である。3出複葉で茎の芯が空洞になることが和名の由来。
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ミツバウツギ(ミツバウツギ科)Staphylea bumalda 三葉空木
 北海道~沖縄に分布,山地の沢沿いなどで日当たりの良い湿った場所に生育する落葉低木。高さ3-5m,よく分枝して,全体にこんもりと茂る。
 葉は対生,3出複葉,頂小葉は長さ8-16㎝,側小葉は長さ3-7㎝の長卵状楕円形~卵形で,先は長く尖り,縁には芒状の鋸歯がある。頂小葉には長さ3㎝ほどの柄があるが,側小葉にはない。裏面の脈上には毛がある。
 花期は4月下旬~5月。本年枝の先に円錐花序を出し,香りのよい花を着ける。花は長さ7-8㎜。白色の花弁及び萼片は5個で同形。希に先が淡紅色を帯びる萼片がある。花弁は平開しない。
 果期は9-11月,蒴果は扁平で幅2-2.5㎝の矢筈形となる。
(2022.5.11)

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