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マルバウツギ

雑木の美しさに魅かれる
 本種は上向きに咲き,花弁が平開するので見応えがする。やや淡黄色を帯びた花に出会うことが多いが,この日見たものは清楚で限りなく純白に近い花だった。雄しべの花糸に歯がないのが普通で,類似種のウツギやヒメウツギの花糸には歯があるのが一般的といわれる。

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マルバウツギ(アジサイ科)Deutzia scabra var. scabra 丸葉空木
 本州(関東地方以西),四国,九州に分布,山野に生える落葉低木。樹皮は灰色~灰褐色,縦に裂けてはがれる。若枝は紫褐色で,星状毛が密生し,開出毛が疎らに生える。葉は対生し,長さ3.5-6㎝,幅2-3㎝の楕円形~卵形。縁には浅い鋸歯がある。葉は両面ともに星状毛が散生してざらつく。花序のすぐ下の葉は無柄,基部は心形で茎を抱く。花期は4-5月。枝先に円錐花序を出し,花を上向きに着ける。花序全体に星状毛が密生し,開出毛が密生する。
 エングラー分類体系ではユキノシタ科に分類されている。(2021.5.14)

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