タツナミソウ
茎の毛と葉の様子に着目
花冠が直立し,その基部が直角に曲がるタツナミソウの仲間を数種見てきた。この仲間では,密に毛がある葉と腺点のある葉裏となると,種は限られる。さらに,開出毛のある茎と葉の鋸歯が10対前後となれば,本種以外に該当する種はないと思われる。類似種オカタツナミソウの茎は下向きの毛となる。
花冠が直立し,その基部が直角に曲がるタツナミソウの仲間を数種見てきた。この仲間では,密に毛がある葉と腺点のある葉裏となると,種は限られる。さらに,開出毛のある茎と葉の鋸歯が10対前後となれば,本種以外に該当する種はないと思われる。類似種オカタツナミソウの茎は下向きの毛となる。
タツナミソウ(シソ科)Scutellaria indica var. indica 立浪草
本州~九州に分布,丘陵地の半日陰に生える多年草。茎は短くはった地下茎から立ち上がり,高さ20-40㎝,白色の粗い開出毛が多い。葉は数対あって疎らに着き,長さ5-20㎜の葉柄があって広卵心形~3角状卵形,両端ともに軟毛が多く,縁には鈍い歯牙があり,先端は円みを帯び,基部は深形,長さ幅ともに1-2.5㎝。花序は開出毛が多く,長さ3-8㎝でやや密に花を着ける。花期は5-6月。花は青紫色,時に淡紅色または白色のものもあり,長さ2㎝内外。下唇には紫点がある。花期の萼は長さ約3㎜,果期には6-7㎜になる。
花の咲く様子が,泡立つ波を思わせるのでこの名があるという。(2021.5.14)
本州~九州に分布,丘陵地の半日陰に生える多年草。茎は短くはった地下茎から立ち上がり,高さ20-40㎝,白色の粗い開出毛が多い。葉は数対あって疎らに着き,長さ5-20㎜の葉柄があって広卵心形~3角状卵形,両端ともに軟毛が多く,縁には鈍い歯牙があり,先端は円みを帯び,基部は深形,長さ幅ともに1-2.5㎝。花序は開出毛が多く,長さ3-8㎝でやや密に花を着ける。花期は5-6月。花は青紫色,時に淡紅色または白色のものもあり,長さ2㎝内外。下唇には紫点がある。花期の萼は長さ約3㎜,果期には6-7㎜になる。
花の咲く様子が,泡立つ波を思わせるのでこの名があるという。(2021.5.14)
2021-05-22 06:00
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