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エゾヒナノウスツボ

またまた過去写真から3
 佐渡島から帰路で,まだ乗船時刻まで間があり港近くの海岸を散策した。植物を熟知した同行者のお陰で観察することができた。海岸近くに生育するため,光沢のある葉でクチクラ層が発達しているようだ。開花は平年より約1月ほど早いと思われる。この年佐渡では異常乾燥注意報が発令されていた。
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エゾヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)Scrophularia alata 蝦夷雛の臼壺
 本州(日本海側では石川県以北,太平洋側では岩手県北部・青森県)・北海道に分布,海岸の岩礫地に生える多年草。根はゴボウ状に肥大化する。茎は太くやや柔らかく,4稜があり稜上に幅の狭い翼があり,高さ90-150㎝。葉は対生し,翼のある長さ1.5-3㎝の柄があり,やや肉質で広卵形,長さ8-15㎝,幅6-9㎝,縁には先の鈍い鋸歯がある。花期は6-7月。茎の先に円錐状の花序をつけ,疎らに多くの花を開く。花柄は太く疎らに腺毛が生える。萼は深く5裂し,緑色で縁は色が薄い。花冠は淡黄緑色で上唇はやや紫褐色を帯び,長さ8-10㎜。(2015.5.2)

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