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アキノノゲシ [キクの仲間]

いつもと違う秋
 茎が人の背丈を越えるほどに伸び,道路沿いや日当たりの良い荒れ地や草地などで普通にみられる。ところが,今年は見かけることが非常に少ない。ここにもコロナ禍が影響していると,勝手な想像をしている。アキノノゲシが生えるような環境には除草作業が毎年入ることが多い。6月中旬までの自粛で,作業時期が例年に比べずれているようだ。刈られる時期が変われば,花をつけない植物もある。
 時折訪れる谷津で久しぶりに見かけた。
一般的に茎の下部の葉は羽状深列し,上部の葉は広線形で全縁のものが多い。この個体では羽状に深列した葉は全く見られない。葉の幅が細く,羽裂しないものをホソバアキノノゲシ(品種扱い)とする考え方もある。
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アキノノゲシ(キク科)Lactuca indica 秋の野罌粟
 北海道~沖縄に分布,いたるところの日当たりの良い荒地や草原に生える1-2年草。根は紡錘形。全草無毛。茎は高さ60-200㎝になる。根出葉は開花時には枯れ,茎葉は披針形で全縁,または長楕円形で逆羽状に切れ込む。多数の茎葉は互生し,長さ10-25㎝。花期は沖縄地方では年中,本州では8-11月。頭花は円錐花序につき,径2㎝内外,昼間開き,夕方には萎む。総苞は円柱形で花時に長さ10-13㎝,花後痩果が成熟すると,下部が膨れ,上部は狭くなり,長さ13-15㎜。 (2020.10.12)

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