イヌゴマ
迷いながらの同定
よく見かけるイヌゴマとは少し様子が違う。イヌゴマの茎にはふつう下向きの毛が生える。ここの個体群に生える毛は剛毛そのもの。すぐに未見のエゾイヌゴマを連想した。1980年代の図鑑では分布は北海道に限るようだが,近年では本州まで分布するという資料やネット情報もあるためである。一方で両種の区別は容易でないという事例もある。最終的には無難なイヌゴマと同定した。
よく見かけるイヌゴマとは少し様子が違う。イヌゴマの茎にはふつう下向きの毛が生える。ここの個体群に生える毛は剛毛そのもの。すぐに未見のエゾイヌゴマを連想した。1980年代の図鑑では分布は北海道に限るようだが,近年では本州まで分布するという資料やネット情報もあるためである。一方で両種の区別は容易でないという事例もある。最終的には無難なイヌゴマと同定した。
イヌゴマ(シソ科)Stachys aspera var. hispidula 犬胡麻
北海道~九州に分布,湿地に生える多年草。地下茎を長く伸ばしてふえる。茎は直立して4角で,稜には下向きの刺があり,高さ40-70㎝。葉は対生し,長さ4-8㎝,幅1-2.5㎝,ごく短い柄があり,裏面の中肋にも短い刺があってざらつく。萼は長さ6-8㎜,5裂して裂片の先は刺状に尖り開出する。花期は7-8月。茎の先に短い花穂をつくり,淡紅色の唇形花を数段輪生する。花冠の長さは12-15㎜。 (2020.8.25)
北海道~九州に分布,湿地に生える多年草。地下茎を長く伸ばしてふえる。茎は直立して4角で,稜には下向きの刺があり,高さ40-70㎝。葉は対生し,長さ4-8㎝,幅1-2.5㎝,ごく短い柄があり,裏面の中肋にも短い刺があってざらつく。萼は長さ6-8㎜,5裂して裂片の先は刺状に尖り開出する。花期は7-8月。茎の先に短い花穂をつくり,淡紅色の唇形花を数段輪生する。花冠の長さは12-15㎜。 (2020.8.25)
2020-08-31 06:00
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