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イチヤクソウ [ツツジの仲間]

菌根を形成する常緑多年草
 2017-06-22に続き,拙ブログ2度目の掲載となる。拙ブログに何度も登場する丘陵では,6月中旬からイチヤクソウがあちこちで咲き出した。咲く花が少ない時期であるが,林床のあちこちで見られる。さすがに見頃は過ぎたが,7月になっても咲いている。今年は当たり年のようである。
 前回では本種の生育環境について「アカマツとコナラからなる二次林で、アカマツの根元だけに」と記録したが,このことを撤回しなければならない。それは,今年はアカマツよりもコナラが優占する林床に多く,薄暗いコナラ林でもふつうに見られた。掲載した写真も同様な環境にある。常緑多年草のイチヤクソウは自らの光合成に加えて,菌根を形成して他からも栄養を得るという。近年の研究からも,イチヤクソウが樹種よりも土壌環境に大きな影響を受けることを知った。
※参考文献等「異なる光環境に生育するイチヤクソウの菌根の季節変化と定着する菌根」(松田陽介他 日本菌学会第53回大会)
ichiyakusou3.jpgichiyakusou4.jpg
イチヤクソウ(ツツジ科)Pyrola japonica 一薬草
 種の解説は2017-06-22を参照していただきたい。(写真上2019.6.21 写真下2019.6.16)

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