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オオルリソウ

決め手は圧毛
 舗装された林道を移動中,道路脇に咲くムラサキ科の植物に気づいた。ヘアピンカーブではこの植物が斜面(写真上)に広がっていた。繁茂状態から帰化植物を思わせるが,以前見たオニルリソウに似ている。現地では確かな同定ができないので証拠写真を撮った。帰宅して調べると,帰化ではなく在来種であることが分かった。オニルリソウの茎など生える毛は開出毛,このオオルリソウには圧毛が生える。秋に熟す果実には刺があり,動物付着散布(ひっつき虫)となるようだ。
oorurisou.jpgoorurisou2.jpgoorurisou3.jpg
オオルリソウ(ムラサキ科)Cynoglossum furcatum var. villosulum 大瑠璃草
 本州~九州に分布,山間の草地に生える越年草。
 オニルリソウに似ているが,短い斜めの圧毛がある。茎は高さ60ー90㎝。
 葉は互生し,広披針形で鋭頭,長さ10-20㎝。
 花期は7-8月。花序は長さ10-20㎝に伸び,やや密に花をつける。花冠は径約4㎜,淡青紫色。分果にはかぎ状の刺がある。
(2019.6.27)

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