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シコタンソウ

高山の岩礫地を彩る
 3000mを超える北岳の山頂部はガレ場が多く極めて厳しい環境にある。このような場所にも根をはり、殺風景なガレ場を彩る植物がある。一つ一つの小さな花はとても魅力的で、山頂部ではふつうに見られる。 
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シコタンソウ(ユキノシタ科)Saxifraga bronchialis subsp. funstonii var. rebunshirensis 色丹草
 北海道、本州中部以北に分布、高山の岩上にはえる多年草。樺太、千島に分布、種としてはシベリア、中国東北部、カムチャツカに分布する。和名は色丹島で発見されたことによる。
 根茎はよく分枝して大きな株になる。地上茎は短く、暗紅紫色を帯び、葉を密に互生する。葉は多少肉質で硬く、さじ状披針形~線状披針形で、長さ6-16㎜、幅1.5-3㎜、先端は鋭形で短い刺状毛(長さ0.3-1㎜)があり、縁には剛毛がある。花期は7-8月。花茎は高さ3-12㎜、小腺毛があり、頂に2-10個の集散花序をつける。花弁は長さ4-7㎜、白または淡黄色で、ふつう濃黄色または紅色の細点がある。(2018.7.18)

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