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トリガタハンショウヅル

控えめなつる植物
 つる植物は何らかの形(巻きひげ、刺・鉤、吸盤、気根など)で他の植物に自らの植物体を固定する必要がある。寄り掛かりの生態といってもよいだろう。花の色は異なるがハンショウヅルに形態がよく似ている。登山道沿いで1回3出複葉を何度も見つけたが、木によじ登るものは少なかった。
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トリガタハンショウヅル(キンポウゲ科)Clematis tosaensis 鳥形半鐘蔓
 本州、四国の暖帯~温帯に分布、落葉性、木本性のつる植物。林縁に生えて、低木にからんだり、地面をはったりする。葉は1回3出複葉で対生する。その年に伸びた枝の基部にある鱗片の葉腋に花をつける。花期はハンショウヅルよりもやや早く4-5月。この撮影地での6月という花期は、標高が高いことによると思われる。前にもこの山域で6月初旬に見かけたことがある。花はやや緑色を帯びた淡黄白色、4枚の花弁状部は萼片で、外側全体に白毛がある。

 和名の由来は種小名tosaensis にも示されているように、高知県・鳥形山で採集されたことによる(2018.6.8)

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