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セッコク [ランの仲間]

素晴らしい群生
 アズマシライトソウを撮影後、巨木に着生するセッコクが見ごろになっていた。高所にあるため望遠レンズを使っても満足に写せない。そこで、別の自生地が気になり移動した。
sekkoku.jpgsekkoku2.jpg
セッコク(ラン科)Dendrobium moniliforme 石斛
 本州~沖縄に分布、樹上や岩上に着生する多年草。茎は束生して肉質、高さ5-25㎝。節間は円柱形。根茎は短く、多数の根がある。葉は2-3年生で、数個互生し、長さ4-7㎝、幅7-15㎝。5-6月、茎の上方の節から1-2個の花をつける。花は白色または淡紅色。

 以前は岩壁や神社の古木にふつうに見られた。昭和50年代から栽培目的で、手の届くところの株はすべて取り尽くされた。この時代に、長い竹棒を使って岩壁のセッコクとイワヒバを落としている現場を目撃したことがある。その後、業者らしき2人は大袋数個に入れて持ち去った。ランブームも下火になり、回復の兆しが見える。セッコクは厳しい環境に耐え、繁殖力も弱いものでない。(2018.5.12)

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コメント 2

tonakazawa

良いときに出会いましたね。セッコクはご指摘のように珍しいものではないのですが、手の届くような場所には少なくなってしまいました。先日も某所の神社で花を見ましたが10m以上も上で写真は諦めました。
by tonakazawa (2018-05-20 09:50) 

hanameguri

花の状態、薄曇りの天候、良い撮影条件に恵まれました。
残る課題は、撮影技術の向上だけです。
by hanameguri (2018-05-20 17:58) 

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