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アケビ

いろいろな食べ方をする植物
 花の多い季節に、この花を愛でる人は少ないだろう。なんといっても、素朴な秋の味覚の方がよく知られている。新芽は苦いが、茹でてアク抜きしたお浸しとしても食する。どちらかといえば、お浸しの方が好きだ。
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アケビ(アケビ科)Akebia quinata 木通・通草
 本州~九州に分布、山野にふつうに生える落葉つる性木本。互生の葉は掌状複葉、小葉は5個。小葉は長さ3-6㎝、幅1-2㎝。雌雄同株、雌雄異花。花期は4-5月、葉の間から花序が垂れ下がり、先端に雄花が数個、基部側に雌花が1-3個つく。淡紫色の花弁状部分は萼片(3個)で、雄花は径1-1.6㎝、雌花の方が大きく径2.5-3㎝。雄花には雄しべが6個、雌花には円柱状の雌しべが3-9個ある。9-10月、果実(長さ5-10㎝)は紫色に熟して裂開して、食用となる。果皮は炒め物や揚げ物とする。乳白色でゼリー状の果実(黒い小さな種子を含む)は甘味があり、そのまま食することができる。果実の色に由来する朱実(あけみ)、果実が熟すと口を開くことから開け実など、諸説ある。 (2018.4.5)

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