SSブログ

ホソバワダン [キクの仲間]

海岸に分布するキク科
 北から南まで長い海岸線をもつ日本列島には、特徴的なキク科植物がそれぞれ分布している。
hosobawadan.jpghosobawadan2.jpghosobawadan3.jpg
ホソバワダン(キク科)Crepidiastrum lanceolatum 細葉海菜
 本州(島根県・山口県)の日本海側~沖縄に分布、朝鮮南部・中国にも分布、海岸の岩場や礫地にはえる多年草。アゼトウナ属Crepidiastrum の仲間(ワダン、アゼトウナ)は木化した根茎をもつ亜低木といわれている。また、共通した環境(主に海岸の岩場)にはえて、ワダンは千葉県・神奈川県・静岡県・伊豆七島、アゼトウナは九州(宮崎県・大分県)・四国・本州(紀伊半島~伊豆半島)の太平洋側、に分布している。和名はワダンより葉が細いことによる。近縁種のアゼトウナとは葉が茎の基部を抱くことで区別する。
 見た目の感想として、関東地方で身近に見られる花と比べて全体はヤクシソウ、アップはニガナという雰囲気だ。荒々しい晩秋の海岸沿いを彩る風景は、山間に住む人間には魅力的な風景である。海岸だけでなく山裾の林縁まで分布している。写真上の白花はダルマギクである。 (写真上・中2017.11.3 写真下2017.11.2)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。