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ヤブツルアズキ

おはぎの季節
 明日は彼岸の中日。仏壇のあるお宅では、すでにおはぎが供えられていると思う。
 アズキ(小豆)Vigna angularis var. angularis は、ヤブツルアズキを栽培化されたものといわれている。
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ヤブツルアズキ(マメ科) Vigna angularis var. nipponensis 藪蔓小豆
 本州~九州に分布、原野や川岸の草地などに生えるつる性の1年草。全草に黄褐色の開出毛がある。茎は3m以上にも達し、他のものにからみつく。葉は3小葉で、小葉は狭卵形~卵形、先端は急に鋭くとがる。一部の小葉は2~3裂する傾向にある。花は長さ幅ともに15-18㎜。翼弁は左右不同、右側のものは1/2~3/4回転する竜骨弁を抱き、左側のものは竜骨弁に内側から押し広げられて平開する。花柱の先端は嘴状になる。
 本種に花の様子が似ているノアズキDunbaria villosa と比較するため、図鑑の解説に合わせて花弁に名称を入れた(写真下)。ノアズキと一緒に掲載すれば一目瞭然だが、この日は見つからなかった。ノアズキの竜骨片の先端は反転する。また、豆果(マメ科特有の果実、エンドウマメやインゲンを想像していただきたい)も大きな違いがあるので掲載した(写真中)。本種の豆果は線形であるが、ノアズキは扁平で広線形になる。(2017.9.20)

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