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イワウチワ

度目の正直
 今季計画の一つが地元にある群生地の撮影である。関東でもいくつかの有名な群生地を知っているが、自分の住んでいる地域の豊かな自然を記録したい。過去何度も計画を立てたものの、諸事情で一度も実現していない。今回も三度目にして、ようやく撮影することができた。この地に鎮座する神に試されているのだろう。
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イワウチワ(イワウメ科)Shortia uniflora 岩団扇
 秩父地方では急峻な稜線の北向き斜面で見ることができる。花を正面から撮影すると逆光になりやすい。昨年この場所での見頃は4月上旬。季節の進み具合を判断して、最初に訪れたのは4月10日。群落すべてが蕾であった。二度目の4月14日は、数輪は開きかけているものの蕾には変わりない。その後、2日続きで最高気温約30℃を記録する。満を持して17日に訪れ、やっと撮影することができた。しかし、写真の出来栄えには満足できない。

 和名は岩地に生え、葉が団扇のような形という意味。本州(東北地方~中国地方東部)に分布、山地帯の林内のやや暗い所で見られ、岩場に生えることが多い。地域による変種など近縁種がいくつか確認されている。今回は、広義のイワウチワとして取り扱う。また、同科のイワカガミに似るが、主な違いは以下の通り。
イワウチワ・・・葉は偏円形で先端が凹む。花茎から1個の花。花弁の先の切れ込みが浅い。
イワカガミ・・・葉は円形で先端は丸い。花茎から数個の花。花弁の先の切れ込みが深い。(2017.4.17)

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