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ニオイタチツボスミレ [スミレの仲間]

スミレの季節
 華やかさと香りを持ち合わせたスミレである。残念ながら、写真ではこの香りを伝えられない。
 以前、スミレの仲間で名前が言えるのは、タチツボスミレ、エイザンスミレ、スミレ(mandshurica)程度であった。実際には、タチツボスミレの分類は難しいのだが・・・・・。その当時は、本種を珍しいものと思っていた。
 この個体は、岩が少し露出した所で撮影した。乾きやすい環境にも十分耐えられるのだろう。近くにはセンボンヤリがたくさん生えていた。芳香を印象つけて覚えられるスミレの一つ。

nioitachitsubosumire.jpg
ニオイタチツボスミレ(スミレ科)Viola obtusa 匂立坪菫
 北海道(西南部)~九州に分布,特に珍しいスミレではなく、日当たりの良い丘陵地、山地の尾根沿いでよく見かける。全体に細かな毛がある。地下茎は短く,やや木化し,節は密に接近する。茎は叢生し,果期には高さ30㎝になる。根出葉は円心形,長さ2-3㎝,基部は心形。茎葉はやや長く,3角状狭卵形になり,長さ2.5-4㎝,托葉は幅の狭い裂片に深く羽裂する。花期は4-5月。花には芳香があり,濃紅紫色で,花心は白い。花弁は円く,長さ12-15㎜,側弁は無毛,距は短くて6-7㎜。(2017.4.16)



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