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タヌキラン

ラン(蘭)科とは縁もゆかりもない
 秩父盆地には、荒川によってつくられた河岸段丘が発達している。段丘崖には水が滴る所があり、こうした環境で群落を形成する植物がある。貴重な群落の減少が一時危惧されていたが、意外な場所で群生していた。
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タヌキラン(カヤツリグサ科)Carex podogyna 狸蘭
 北海道(西南部)、本州(中部以北)の山地の湿った斜面の岩地に生える多年草。花茎に小穂を3-6個つけ、先端の1-3個は雄性、下方の2-4個は雌性。和名は花穂を狸の尾に見立てたもの。茎は生長して1mに達することもある。
 この自生地は橋に通じる道路沿いで、崖をコンクリート擁壁した場所である。群落の中核は、望遠レンズでも及ばない橋上流の露出した段丘崖にある。(2017.4.9)
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