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イタチササゲ

黄褐色の花に気づく
 ほとんど通行のない峠道で気づき少し引き返した。道路沿いの日当たりの良い草地は素通りすることが常だったが,この日ばかりは違った。日頃から先入観を捨てて観察しなければならないと思う。
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イタチササゲ(マメ科)Lathyrus davidii 鼬大角豆
 北海道・本州・九州に分布,山地の草原,林縁などの日当たりの良い所に見られる高さ60-200㎝のほとんど無毛の多年草。
 小葉は4-8枚,楕円形~卵形で鈍頭,長さ3-8㎝,幅2-4㎝,裏面は白緑色,網状脈が目立つ。葉軸の先は分枝した巻きひげとなる。托葉は緑色,大型で長さ1.5-3㎝。
 花期は7-8月。花は総状花序に10-30個が着き,黄色でのちに黄褐色に変わり,長さ15-18㎜。萼は斜形で長さ6-7㎜,萼裂片は不同長で,萼筒より著しく短い。豆果は扁平な線形で無毛,長さ8-10㎝,幅5-6㎜,11-17個の種子を入れる。
 巻きひげのないタイプをヒゲナシイタチササゲという。

 花の形が同科のササゲ,淡黄色から変わる花の黄褐色がイタチの毛色に似ることが和名の由来という。(2012.7.21)


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