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タマノカンアオイ

多摩に産す
 植物園などで見てきたが,本来の生育環境で見るのははじめてである。静かな里山の落葉広葉樹林下でわずかな踏み跡を辿った先に自生していた。心ある人が大切に保護している形跡を感じた。
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タマノカンアオイ(ウマノスズクサ科)Asarum tamaense 多摩の寒葵
 本州(関東地方南西部)に分布,丘陵地の広葉樹林に生える常緑多年草。葉は卵円形~広楕円形で,長さ5-13㎝,表面は暗緑色で光沢が鈍く,脈の陥入が著しくなく,短毛がある。葉柄は褐色または暗紫色を帯びる。
 花期は4-5月。花は径3-4㎝,萼筒は先がやや開いた筒形,暗紫色または暗紫褐色を帯びる。萼裂片は広3角状卵形で,先は鈍く,表面は暗紫色または暗紫褐色,短毛が密生,縁は波打つ。萼筒の入口には環状のつばがあり,その周辺に隆起したしわ状の白いひだがある。雄蕊は12個。花柱は6個,先は直立して,萼筒の1/2より短い。(2023.4.27)


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