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シモツケヌリトラノオ [シダの仲間]

無性芽をつけないヌリトラノオ
 層状の地層が浸食を受け,オーバーハングした岩壁にヌリトラノオが着生していた。南東向きで日当たりの良い岩壁はかなり乾いていた。この岩壁には他の植物は見られなかった。
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シモツケヌリトラノオ(チャセンシダ科)Asplenium boreale 下野塗虎の尾
 本州(関東以西)・四国・九州(熊本県)に分布,乾燥した岩上や岩壁などに生える常緑性シダ。
 根茎は短く斜上し,ひげ根を束生し,葉を叢生する。
 葉柄は光沢のある紫褐色の針金状で,基部には小型の鱗片が着くが,上部は平滑。
 葉身は20㎝位で長い披針形の単羽状,先端まで正常に伸び,羽片が順に小さくなる。羽片は幅広く,広楕円形。中軸に無性芽は着かない。
 胞子嚢群は線形~長楕円形で,中脈と縁の間に並ぶ。包膜はやや三日月形の長楕円形。染色体数は2n=72の4倍体。(2022.10.13)


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