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ウスゲタマブキ [キクの仲間]

葉裏にクモ毛
 ウスゲタマブキは変種のタマブキ var. bulbiferus と分布を分ける,といわれている。一方で,埼玉県北西部では両種が分布,という報告もある。(1998年版 埼玉県植物誌)
 両種の違いである「葉裏のクモ毛の濃淡」を確認した。クモ毛は薄っすらと生えている(写真下)が,タマブキのような密生する状態ではなかった。
 ※ 写真は上から順に上,中,下
usugetamabuki.jpgusugetamabuki2.jpgusugetamabuki3.jpg
ウスゲタマブキ(キク科)Parasenecio farfarifolius var. farfarifolius 薄毛珠蕗
 本州(関東地方以西)・四国・九州に分布,温帯域に生育し,山の適湿の木陰に生える多年草。茎は高さ50-140㎝,若い時にはくも毛がある。
 葉はやや薄く3角状心形で長柄がある。葉は幅13-21㎝,表面に粗い毛を散生し,裏面に薄くくも毛がある。柄には翼がなく,茎を抱かない。葉腋にむかごをつくる。
 花期は8-10月。頭花は狭い円錐状花序に多数着く。総苞は長さ9-10㎜,総苞片は5個で白色。小花は5-6個,花冠は長さ8㎜,はじめ黄色でまもなく褐色を帯びる。痩果は長さ6.5㎜。(2022.10.3)


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