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セイタカトウヒレン [キクの仲間]

特徴のある茎
 トウヒレン属Saussurea は覚え切れないほど種の数が多い。さらにトウヒレンだけでなく,ヒゴタイ,アザミという名が語尾について紛らわしい。その中で本種は近縁のものがほとんどなく,私のような者でも同定できる。
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セイタカトウヒレン(キク科)Saussurea tanakae 背高唐飛廉 別名 アキノヤハズアザミ
 本州(関東地方~中部地方,岡山県)に分布,山地の草原に生える多年草。茎は高さ70-100mで,常に著しい翼がつく。根出葉は開花時に枯れてない。茎葉は有柄で,心形または広卵形,長さ8-15㎝,先は鋭く鋭尖となり,縁に不規則な歯牙がある。頭花は径15㎜,しばしば総状に着く。総苞は長さ17㎜,黒紫色で絹毛がある。総苞片9列で,最外片は広卵形,鈍形で微凸端。近縁の紛らわしいものがないはっきりした種である。隔離分布が著しい。(2022.8.29)


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