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ヤマトテンナンショウ

明瞭な特徴のあるテンナンショウ
 分類の視点が捉えにくいテンナンショウの仲間はどれも同じように見えてしまう。その中でもウラシマソウは花序付属体が長く伸びるような特徴があり,私のような素人の視点でも見分けられる。仏炎苞舷部が細長く尖る本種も同様に見慣れると同定しやすい種の一つである。
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ヤマトテンナンショウ(サトイモ科)Arisaema longilaminum 大和天南星 別名 カルイザワテンナンショウ
 本州(奈良県及び中部地方)に点々と分布,落葉樹林下に生え,半湿地にも見られる多年草。高さ70㎝に達する。
 偽茎は長い。鞘状葉や偽茎は淡緑色でときに紫色を帯び,ほとんど斑がないのが普通。葉は2個,形状はカントウマムシグサに似る。
 花期は6月。花序柄は通常葉柄より長く,仏炎苞は葉に遅れて開く。仏炎苞の筒部は筒状で淡色,口辺部は狭く反曲し,舷部は通常黒紫色から紫褐色,まれに緑色で白状があり,内面に著しい隆起脈があり,狭3角形~3角状狭卵形で前方に伸びるか,やや垂れる。花序付属体は有柄,細棒状でときに上部が前に曲がり,紫褐色の斑がある。染色体数は2n=28。(2022.6.16)

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