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ニシキウツギ

錦ではなく二色
 和名の「ニシキ」には「錦」と「二色」があるようだ。個人的には「錦」が多いと思っていた。恥ずかしい話であるが,図鑑を開くようになってから錦空木ではないことに気づいた。開花時は白というより,やや淡い黄色を帯びた花である。
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ニシキウツギ(スイカズラ科)Weigela decora 二色空木
 本州(宮城県以南の太平洋側)・四国・九州に分布,山地の雑木林の日当たりの良いところに生える落葉小高木。下部からよく分枝して茂り,高さ5mほどになる。灰褐色の樹皮は縦に裂けて剝がれ落ちる。葉は対生,長さ5-12㎝,幅3-6㎝の楕円形~広楕円形,先は急に細まって尖り,基部は広い楔形,縁には細かい鋸歯があり,裏面の脈上には低く斜上する毛が密生する。葉柄は5-10㎜。花期は5-6月。枝先や葉腋に2-3個ずつ花を着ける。開花直後の花は白色で,しだいに紅色に変わっていく。花冠は長さ2.5-3.5㎝の漏斗型で,上部は5裂する。花冠の上部はやや急に鐘状に広がる。雄しべは5個で花冠と同長,花柱は1個で花冠から少し突き出る。(2021.6.24)

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