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マルバマンネングサ

別名はマルゴケ
 埼玉県西部の低山から山地まで分布しているが,どこにでも普通に生えているものでもない。撮影地は秩父盆地から山峡に入った渓流沿いの道路脇にある。日照時間の少ない多湿なV字谷で,苔生す岩上によく群落を形成する。一時見られなくなったが,復活の兆しが感じられる。「セダム」という名でグランドカバーとして庭園など植栽用されるので,再び消える可能性もある。
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マルバマンネングサ(ベンケイソウ科)Sedum makinoi 丸葉万年草 別名 マルゴケ,マルバノマンネングサ
 本州~九州に分布,山地の岩上,石垣上に生える多年草。小さなロゼットを形成し越冬する。花茎は基部がはって分枝し,上方で斜上し,高さ8-20㎝になる。走出枝はなく,葉は全て同形。葉は対生し,倒卵形~さじ形,長さ7-10㎜,幅3-6㎜,円頭で,基部は柄状となる。花期は6-7月。花序は頂生の集散状で,葉状の苞が目立つ。花は5数性で,柄はない。萼片には短い距がある。花弁はは黄色,針形~針状披針形,長さ4-5㎜,鋭頭で,基部はわずかに合生し,花時には平開する。裂開直前の葯は赤色。(2021.6.30)

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