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ホソバツメクサ

北東北地方蛇紋岩地の貴重種2
 母種は北半球の北部に広く分布する。礫地,乾いた草地,隙間の多い風衝草原などに生え,特に超塩基性岩地の礫原に多い。花弁に凹みがないので,整った星形に見え,いかにもツメクサに近い仲間に見えるが,花柱が3本でツメクサの4,5本とは異なる。
 カトウハコベやホソバツメクサにカメラを向ける人は少ない。撮影中に名前を聞かれるが,あらためて関心をもたれる方はほとんどいない。早池峰山南面では,夜空の天の川を形成する恒星のように美しい。
hosobatsumekusa.jpghosobatsumekusa2.jpg
ホソバツメクサ(ナデシコ科)Minuartia verna var. japonica 細葉爪草
 北海道・本州中北部に分布,高山の砂礫地に生える多年草。茎は株になり,枝を分け,上部に短毛と腺毛があり,高さ4ー13㎝になる。葉は針形,先は鋭形,長さ3ー10㎜,無毛。花期は7ー8月,花は小さく,頂生の2出集散花序となる。(2019.7.9)
【引用文献等】
大場達之 木原浩著,フィールド百科 山の花3,1982.8.25,株式会社 山と渓谷社

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