クズ
秋の七草
万葉の時代から秋の七草として数えられてきた。繁殖力が強く、刈り取りを行わないと短期間で樹木や空き地など覆いつくす。高齢化の進む地域ではクズで覆われた空き地を見かける。北アメリカでは緑化用などに導入されたが、現在は侵略的外来種として盛んに駆除されているという。根は大きく肥大するが、葛根として薬用として用いられてきた。30年以上前に、根からデンプンを取り出したことがある。根を掘り出すことは大変な重労働であるが、上品な葛粉に驚いたことがある。
万葉の時代から秋の七草として数えられてきた。繁殖力が強く、刈り取りを行わないと短期間で樹木や空き地など覆いつくす。高齢化の進む地域ではクズで覆われた空き地を見かける。北アメリカでは緑化用などに導入されたが、現在は侵略的外来種として盛んに駆除されているという。根は大きく肥大するが、葛根として薬用として用いられてきた。30年以上前に、根からデンプンを取り出したことがある。根を掘り出すことは大変な重労働であるが、上品な葛粉に驚いたことがある。
クズ(マメ科)Pueraria lobata 葛
北海道~九州・奄美に分布、山野にふつうに見られる大型のつる性半低木で、基部木質、上部草質となり、長さ10mに達する。根は長大で、多量のデンプンを蓄え、主根は長さ1.5m、径約20㎝に達する。茎に褐色の開出または反曲する長剛毛があり、花序とともに白色の短毛もある。葉は大型、羽状の3小葉で、小葉はときに切れ込む。花は腋生の総状または円錐花序につく。花の中央部にある黄色の斑紋(雌しべではない)はしだいに白くあせていく。雌しべや雄しべは竜骨弁や翼弁に包まれて外部からは見えない。昆虫はここをこじ開けて中に入り密を吸っている。(写真上2013.8.15 下2018.9.13)
北海道~九州・奄美に分布、山野にふつうに見られる大型のつる性半低木で、基部木質、上部草質となり、長さ10mに達する。根は長大で、多量のデンプンを蓄え、主根は長さ1.5m、径約20㎝に達する。茎に褐色の開出または反曲する長剛毛があり、花序とともに白色の短毛もある。葉は大型、羽状の3小葉で、小葉はときに切れ込む。花は腋生の総状または円錐花序につく。花の中央部にある黄色の斑紋(雌しべではない)はしだいに白くあせていく。雌しべや雄しべは竜骨弁や翼弁に包まれて外部からは見えない。昆虫はここをこじ開けて中に入り密を吸っている。(写真上2013.8.15 下2018.9.13)
2018-09-13 21:20
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