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ミヤマモジズリ [ランの仲間]

深山のネジバナ
 「ねじれた花のつき方」で知られているモジズリ(一般的にはネジバナと呼ばれる)は、公園の芝生や日当たりの良い背の低い草地でふつうに見られる。これに「ミヤマ」がつくと、針葉樹林帯まで標高を上げなければならない。
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ミヤマモジズリ(ラン科)Neottianthe cucullata 深山捩摺
 北海道、本州(中部以北)、四国に分布、針葉樹林下の岩石上または地上に生える多年草。茎は球状に肥厚する根から出て、高さ10-20㎝。従来の分類ではテガタチドリ属Gymnadenia としたが、現在ではミヤマモジズリ属Neottianthe とすることが多いようだ。多数花を穂状につけて、ネジバナ(モジズリ)に様子が似ていることが和名の由来といわれる。しかし、ネジバナ(ネジバナ属Spiranthes)とは別属で螺旋状に花をつけることも少ない。ほとんどの個体は写真のような花のつき方をしていた。
 八ヶ岳山麓の標高1800m前後ではふつうに見られ、意外なことに林道沿いやコンクリート製の堰堤上にも生えていた。いずれの場合でも写真のようなコケ上に生えることが多い。 (2017.8.30)

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