SSブログ

ハンショウヅル

ようやく開花
 蕾をつけてから開花までの期間が、長い植物と短い植物がある。4月18日に緑色の蕾で見つけたこの個体は、開花まで約1月を要した。開花を期待して何度も足を運んだが、閑人しかできないことである。
hansyouduru.jpg
ハンショウヅル(キンポウゲ科)Clematis japonica 半鐘蔓
 本州、九州の主に温帯に分布、林縁や林内に生える木本性のつる植物。園芸植物クレマチスの仲間(センニンソウ属Clematis)で、花弁のように変化した萼をもつことが特徴の一つ。和名の由来は、紫褐色の萼片(4枚)を半鐘にたとえた。半鐘といっても、多くの方は見たことがないだろう。田舎育ちの私でも微かな記憶しかない。火事を知らせる時に叩く鐘のことで、昔の記録映像や時代劇などで見かけるだけである。
 真夏の頃に果実となるが、この花からは想像もつかない形になる。同属のセンニンソウ、ボタンズル、カザグルマなどの花とは一線を画するが、さすがに果実の様子はどれもよく似ている。(2017.5.19)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0