SSブログ

タチシオデ

新緑の季節
 芽吹き時期は、タラノキ、ワラビ、タケノコなどの山菜採りの季節でもある。今日の植物は、若い芽を摘み取られたあとに花をつけたものだ。採取する時、茎の下部の葉腋を残しておくと枯れずに生長することができる。
tachishiode.jpg
タチシオデ(サルトリイバラ科)Smilax nipponica 立牛尾菜
 新エングラー体系の分類ではユリ科に分類されていた。本州、四国、九州に分布、山野に生える雌雄異株の多年草。同属のシオデに似るが、茎がはじめ立つことからこの名がある。生長してくると他の物にからみつく。写真は雄株の花で、花被片が反り返らないことが特徴(シオデの花被片は反り返る)。
 シオデ同様、若い芽は山菜として利用されるが群生することは少ない。本種を目的とした山菜採りにはかなりの時間と労力を要する。周辺には3株見かけたが、摘まれた物はこの個体だけであった。(2017.5.8)

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0