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ハシリドコロ

GW明け
 大型連休が終わり、普段の生活が戻ってきた人も多いのではないだろうか。今年は平年並みの気候で推移しているが、異常といわれた昨年との違いが大きくて、花期の予想が合わないことが多い。
 チチブシロカネソウ(昨年の見頃は4月27日)が見たくて、一週間ずらして自生地を訪れた。予想が見事に外れて、やっと蕾の状態になったばかりだ。地元に近い標高約1000mでは早春の花が真っ盛りである。
hashiridokoro.jpg
ハシリドコロ(ナス科)Scopolia japonica 走野老
 本州、四国、九州に分布、山地の沢沿いや湿った木陰に生える。早春に葉に包まれた新芽を出す。瑞々しい新芽は美味しそうに見えるが、アルカロイド類を主成分とする有毒植物。全草に毒があり、特に根の毒性は強いという。最悪の場合には死に至る。和名の由来は、食べると錯乱して走り回ることによる。山で仕事する方から次のような話を伺った。今時のシカは毒草で有名なトリカブトを食べる。しかし、ハシリドコロは食べない。これが一因と断定できないが、湿った木陰の一帯はハシリドコロが群生している。
(2017.5.4)

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