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ホウライシダ [シダの仲間]

寒い三浦半島2
 
三浦半島は、平地に乏しく起伏の多い地形にもかかわらず東京や横浜に近いことから市街地化が進んでいる。中南部は国防に関する施設や観光地があり開発が進んでいる。訪れた森は、森林、湿地、干潟及び海までが連続して残る貴重な場所である。
houraishida.jpg

ホウライシダ(イノモトソウ科)Adiantum capillus-veneris 蓬莱羊歯
 従来はホウライシダ科であったが、最近の分類ではイノモノトソウ科に分類されているようだ。ホウライシダ属の常緑のシダで、形態の美しさから人気がある。千葉県以西の本州南部、四国、九州、琉球諸島に分布。湿潤な基質を好み、海岸近くの崖や石垣などに生育する。温室などでも栽培されているが、一部が逸出して野生化している可能性もある。
 観葉植物のアジアンタムとして栽培されているものには本種が最も多い。見つけた瞬間、同属のハコネシダと思っていたが、切れ込みのある扇形をした小葉の様子、ソーラス(胞子嚢群)のつき方からホウライシダと断定した。今回歩いた場所では一箇所で確認したが、その生育は限られた範囲であった。(2017.1.15)


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