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ガガイモ

花期から果期へ
 イケマと同じ仲間のつる草が、特有な形の袋果(果実の1種)をつけはじめていた。晩秋になると実は裂けて、ケサランパラサンを思わせる大きな綿毛のある種子をとばす。和名には諸説あり、古事記にも登場する植物である。
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ガガイモ(キョウチクトウ科)Metaplexis japonica 蘿摩
 北海道~九州に分布、原野などにはえる多年生のつる草。横にはう地下茎があり、茎には細い軟毛があり、切ると白い乳液が出る。葉は対生、長卵状心形で長さ5-10㎝、、幅3-6㎝、裏面は白緑色を帯び、先はとがる。8月ごろ葉腋から出た柄の先に短い総状花序をつける。花冠は5裂し、径約1㎝、内面は淡紅色で密に毛があり、やや外に反曲して内面の中肋部はややくぼむ。ラン科植物のように花粉塊をつくることで知られる。雄蕊は副花冠とともに合して雌蕊をを取り囲む。果実は袋果といわれ、長さ8-10㎝、幅2㎝内外と大きい。外面は不ぞろいの突起があり先はやや角状にとがる。熟すと片面で割れ種子を出す。種子は扁平な楕円で狭い翼があり、先に長い白毛がある。 (2018.9.13)

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