ハクサンオミナエシ

東信の花巡り
　山頂部から下ろうとすると、撮影したオンタデの株に寄り添う黄花に気づいた。パイオニア植物の効果で土壌流失が食い止められ、別の植物が根づきはじめている。

ハクサンオミナエシ（スイカズラ科）Patrinia triloba var. triloba 白山女郎花　別名:コキンレイカ
　本州（北陸地方～東北地方）に分布、山地の岩場に生える多年草。草丈は20-60㎝。キンレイカに似ているが、花冠に明らかな距がないことで区別できた。クロンキストやエングラーではオミナエシ科に分類されていた。写真下は山頂部から100mほど下った所で撮影した。ここは土壌流失が少なく、多種の植物が根づいている。 (2017.8.3)