- シダの仲間
アカハナワラビ(ハナヤスリ科)Botrychium nipponicum 赤花蕨
本州(宮城県以南)・四国・九州に分布するが,本州南西部や四国・九州ではややまれに産する。
向陽地の山地林下に生える冬緑性の小型草本。根茎は短く,直立し,年に1枚の葉を出す。葉は高さ20-50㎝,担葉体は短く,長さ1.5ー6㎝,無毛。栄養葉は長い柄(3-13㎝)を持ち,葉身は3出葉的に3回羽状に分岐し,長さ,幅ともに役10㎝,草質から膜質,羽片は下部のもので広卵形,長い柄がある。
栄養葉の羽片の頂片が鋭頭,裂片は鋭鋸歯縁,冬季に葉が著しく紅変することが特徴。
胞子葉は栄養葉よりはるかに長く,胞子が飛散したあと枯死する。
オオハナワラビと外見上は似ているので,葉が紅変する一変異形と見られたこともあるが,胞子の形態はフユノハナワラビのなかまであることを示している。 (2019.11.24)
本州(宮城県以南)・四国・九州に分布するが,本州南西部や四国・九州ではややまれに産する。
向陽地の山地林下に生える冬緑性の小型草本。根茎は短く,直立し,年に1枚の葉を出す。葉は高さ20-50㎝,担葉体は短く,長さ1.5ー6㎝,無毛。栄養葉は長い柄(3-13㎝)を持ち,葉身は3出葉的に3回羽状に分岐し,長さ,幅ともに役10㎝,草質から膜質,羽片は下部のもので広卵形,長い柄がある。
栄養葉の羽片の頂片が鋭頭,裂片は鋭鋸歯縁,冬季に葉が著しく紅変することが特徴。
胞子葉は栄養葉よりはるかに長く,胞子が飛散したあと枯死する。
オオハナワラビと外見上は似ているので,葉が紅変する一変異形と見られたこともあるが,胞子の形態はフユノハナワラビのなかまであることを示している。 (2019.11.24)