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ゲンノショウコ

別名は神輿草
 ドクダミやセンブリと並び民間薬としてよく知られている植物である。果実(蒴果)は分果が5個,裂開すると5裂片は中軸の先に上端をつけたまま,外反して巻き上がり種子を飛ばす。別名は種子を飛ばした後の様子を神輿の屋根に見立てたことによる。
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ゲンノショウコ(フウロソウ科)Geranium thunbergii 現の証拠
 日本全土に分布,山野の草むらにありふれた多年草。茎は高さ30-50㎝,よく分枝して。基部は倒れ伏し,葉柄とともに開出するかまたは下向きの屈毛が多く,上部では腺毛が混じる。葉身は幅1-8㎝,下部の葉は5中~しん裂,上部の葉は3深裂,裂片は卵形で2-6個の大きな鋸歯がある。托葉は離生し,膜質で3角形,長さ3-5㎜。花期は7-10月,花は紅紫色~白色,径1-1.5㎝,花柄や小花柄には開出する粗い毛及び繊毛が密生する。紅色の花は西日本に,白色のものは東日本に多い。
 古くから下痢止めとして用い,煎じて飲むと,薬効が直ちに現れるということから,現の証拠の名があるという。 (写真上2019.11.24 写真下2019.10.7)

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