今回も菌従属栄養植物
 図鑑等では落葉広葉樹林下で生育と解説されているが,秩父山系では湿度の高いスギ植林下で見られる。撮影地は沢沿いの標高約330m,気候区は暖温帯に入ると思われる。何度も通過した地域であるが,見たのははじめてある。最近は菌従属栄養植物にとりつかれている気がする。
 周辺にも数株が点在しているが,ここだけは各個体から出る花序が重なり合い,一つ一つを区別できないほど密集している。立ち込んでどの個体の花序なのかを確認することもできるが,踏みつけによって絶滅危惧ⅠB類を消滅させたくない。