正月の縁起物
 埼玉県植物誌(1998年版)に次のような記載がある。
 マンリョウ(逸) 自然分布域は房総半島より南の暖地性植物,本県では栽培品が野生化し広い範囲に生育,<略> 縁起物に利用,種子は鳥が散布,自然発芽で繁殖。

 調査から四半世紀が経過し,逸出した植物は自然発芽の繁殖を繰り返し野生種といわれても違和感を感じない。西川材となるスギ植林下で群落を形成していた。