- ランの仲間
キイムヨウラン(ラン科)Lecanorchis hokurikuensis f. kiiensis 紀伊無葉蘭
本州(関東以西),四国,九州に分布。暖温帯の常緑広葉樹(当自生地は落葉広葉樹林)林床下に生える菌従属栄養植物。開花時の高さ20-40㎝(写真の個体は29㎝)。植物体全体が黄色く目立つ。花期は5-6月,3-8個の花をつける。花はあまり開かない。花被片は長さ約2㎝。
本種にはムヨウランの変種とする考えと,ホクリクムヨウランの花色変異品種という,2つの見解がある。拙ブログでは後者を用いた。花色はキバナエンシュウムヨウランによく似ているが,全体に大きい。本品種は1974年に和歌山県新宮市で発見され,1975年に村田源により記載された。和名は発見地に因む。
(写真上・下2020.6.9 写真中2020.6.7)
【参考文献等】
遊川知久,2015.日本のラン ハンドブックⅠ 低地・低山編.4.p135.,文一総合出版
芹沢俊介,2005.愛知県のムヨウラン類.日本植物分類学会.5(1):33-38.
米倉浩司・梶田忠(2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info
本州(関東以西),四国,九州に分布。暖温帯の常緑広葉樹(当自生地は落葉広葉樹林)林床下に生える菌従属栄養植物。開花時の高さ20-40㎝(写真の個体は29㎝)。植物体全体が黄色く目立つ。花期は5-6月,3-8個の花をつける。花はあまり開かない。花被片は長さ約2㎝。
本種にはムヨウランの変種とする考えと,ホクリクムヨウランの花色変異品種という,2つの見解がある。拙ブログでは後者を用いた。花色はキバナエンシュウムヨウランによく似ているが,全体に大きい。本品種は1974年に和歌山県新宮市で発見され,1975年に村田源により記載された。和名は発見地に因む。
(写真上・下2020.6.9 写真中2020.6.7)
【参考文献等】
遊川知久,2015.日本のラン ハンドブックⅠ 低地・低山編.4.p135.,文一総合出版
芹沢俊介,2005.愛知県のムヨウラン類.日本植物分類学会.5(1):33-38.
米倉浩司・梶田忠(2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info